1998-04-15 第142回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
調査の結果によれば、泉井氏との接触によって通産行政が曲げられたことはなかったものの、一介の石油商との接触がこのように大きな広がりを持っていたことは綱紀の観点から大きな問題であり、やはり組織全体に綱紀のたるみがあったこととの認識のもと、今後このようなことが二度と起こることのないよう厳しい立場に立って、調査結果の公表と同時に、当時の牧野事務次官以下六名の幹部職員に対し減給、訓告等の処分を行いました。
調査の結果によれば、泉井氏との接触によって通産行政が曲げられたことはなかったものの、一介の石油商との接触がこのように大きな広がりを持っていたことは綱紀の観点から大きな問題であり、やはり組織全体に綱紀のたるみがあったこととの認識のもと、今後このようなことが二度と起こることのないよう厳しい立場に立って、調査結果の公表と同時に、当時の牧野事務次官以下六名の幹部職員に対し減給、訓告等の処分を行いました。
それで、牧野事務次官が減給処分となった以外はほとんどが訓告、厳重注意といういわばおしかりで済んでいる、佐藤大臣は、調査は自己申告に基づいたと言っておられる。事態が流動化した場合は追加処分を行うと早くもその真相究明を検察にゆだねる構えであったというふうに報道が伝えております。
また、通産省の泉井事件のときも、牧野事務次官一人が法律上の減給処分を受けて、あとはいずれも法律外といいますか、事実上の訓告なり厳重注意処分にとどまっておるわけでございます。また、厚生省の彩福祉グループ事件では、和田審議官が免職になったものの、岡光事務次官は懲戒処分の対象外になった。
一連、マスコミでもずっと問題となった通産省の腐敗した実態に対して、牧野事務次官が監督責任を問われて公務員法による処分をされた以外にも、官房長、審議官、資源エネルギー庁長官、通商政策局長、産業政策局長などが、おしかりということでありましたけれども、厳重注意等を受けました。 私は、このこと自体、これだって国民の皆さんから見ればおかしな経過だったと思うんです。
この制度の導入に当たっては、現在の牧野事務次官が本委員会においても、このことを導入するに当たって、率直に言って聞くも涙語るも涙、そういう経緯があったんだ、こういう答弁がございました。
牧野事務次官は、きちんとした要件があれば検討しないといけないが、要件は全然整っていない、こういう記者会見を通産省がやったわけです。ですから農水省は、今ニンニクが農家が大変な状況にある、そうでしょう、この状況を見ても。作付面積では三割減っています。所得は約四分の一減っています。
あるいは、通産省の牧野事務次官を初め、ここにはまた一柳氏等もそれぞれ泉井氏との交流が深かった。あるいは大蔵省においては、中島元金融研究所所長、あるいは田谷東京税関長ら。
通産省のこの牧野事務次官初め四人がそのことによって処分をされてみたり、あるいはまた大蔵省の関係者もおられるわけであります。そういうことを含めながら、この脱税事件というものが、ある面では政官業、こういうところまで及んでいるということをいろいろな形で報道されているわけであります。
牧野事務次官の先ほどの処分について、大変ある意味では御本人にとっては厳しい処分だと、私はこのように思っておりますが、たまたまこの立場におられる次官が監督責任という形でこれだけの処分を受けられたわけでございまして、今のお話によりますと、これはもう十数年前からずっと続いてきておって、その時代時代に監督者というのはおられて、もう今はOBになっておられるわけですね。
一番重い牧野事務次官については、減給二カ月、本給月額の十分の一ということでございますが、これを含めまして、この処分は国家公務員法に基づいての処分でございますか。